アートで注目を集める離島…『直島』の魅力と医療
近年、“アート(芸術)な島”で注目を集めている離島があります。それが『直島』です。
直島は、香川県香川郡に属する離島です。
「自然・建築・アートの共生」をコンセプトに、安藤忠雄が設計した美術館とホテルが一体となった『ベネッセハウス ミュージアム』や『地中美術館』、そして街のあらゆるところに美術品が展示されています。
写真のかぼちゃも、町の中に展示されている作品の一つです。とってもかわいらしいですね。
直島は人口約3千人ほどですが、年間35万人もの観光客が訪れるそうです。
海水浴や釣りができる場所もあります。
そんな直島で唯一の病院が、『直島町立ふれあい診療所』。
こちらの診療所では、緊急患者が出た場合、ドクターヘリと連携して患者を町外の病院に搬送しています。
ドクターヘリは、やはり離島医療の強い味方ですね。
直島町立ふれあい診療所は、Facebookページも開設しています。
Facebookページでは、町内のイベントの告知や、院内の様子、流行っている病気などの情報が公開されています。
こちらを見ていると、スタッフと一体になり、地域を盛り上げ、地域の住民の方々の気持ちに寄り添った診療体制がなされているように感じます。
このようにFacebookなどで情報発信をしてくれていると、町内に住んでいる人は安心できるし、病院で働く人たちと地域の人たちの心の距離が縮まりますね。情報の発信にも便利です。
離島医療の醍醐味のひとつは、地域の方との距離が近く真に寄り添った治療・診療ができることだと思うのですが、このようにSNSを活用することで、さらにその価値が拡大されるのではないでしょうか。
また、Facebookなど大きくて身近なソーシャルメディアを使うと、島の医療について理解してもらいやすくなるので、離島を盛り上げていくための大きな武器になるとも思います。
(ライター・黄本恵子)