離島の球児たちをつなぐ「離島甲子園」の魅力とは?

今回は、離島を盛り上げるような取り組みのひとつをご紹介します。
それは「国土交通大臣杯 全国離島交流中学生野球大会」通称、「離島甲子園」です。

甲子園といえば高校球児の野球というイメージを持ちますが、これは中学生がメインの大会になります。
元プロ野球選手であり、マサカリ投法でも有名な村田兆治さんの提唱によって始まった離島甲子園は、地域振興だけでなく、各離島の中学生の交流や次の離島を牽引する人材を育てることを目的としています。

試合はこれまで、東京都の八丈島や長崎県の対馬島など、様々な場所で開催されており、昨年の夏の試合は島根県の隠岐の島町で行われました。参加する中学生も、北は北海道から南は沖縄まで、まさに全国の離島から中学生が集う大会です。

離島で暮らす学生たちは元来、人数が少ない上、交通手段が限られているなどの事情もあり、なかなか外部の同世代と交流する機会が少ないものです。こういった大会は、今まで知りえなかった全国の同世代とつながる良いきっかけ作りにもなりますよね。

現代は、インターネットも普及しているので、単につながるという点ではそれほど難しくはないのかもしれません。しかし、野球というスポーツを通じて直接接することができたという事実は、離島で暮らす人たちにとって素晴らしい経験になるのではないでしょうか。

離島甲子園、ぜひ他のスポーツでの開催も見てみたいですね!

離島甲子園
http://www.rito-koshien.net/index.html

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