山口県の小さな島、柱島ってどんなところ?

みなさんは、柱島をご存知でしょうか。

山口県岩国市に属している柱島は、岩国市の南東に位置する小さな島です。

この島には、どんな魅力と医療があるのでしょうか。

 

柱島について

柱島や黒島、端島などは合わせて柱島群島と言われています。その中でも、一番大きな島が柱島です。大きいといっても、島の面積が3km2を少し上回るくらいではありますが。

港は島の東側にあり、ここには郵便局や商店、小中学校も集中しています。しかし、柱島をはじめとした柱島群島は、少子高齢化が非常に進んでいて、残念ながら今は休校となっています。

 

また、柱島には幕末の時代を生きた赤禰武人の墓も存在しています。赤禰武人は柱島の生まれであり、後に高杉晋作がつくった奇兵隊の総督にもなりましたが、最期は若くして処刑されてしまった人物です。

さらに、柱島は流刑地や太平洋戦争時の日本海軍連合艦隊の停泊地にもなるなど、歴史的にも意味を持つ島となっています。

 

海に囲まれているので素晴らしい景色や海岸、海の幸が豊富です。釣りを楽しむ人々も訪れる場所となっているので、島内には5、6軒の宿も営業しています。

本土とのアクセスは?

柱島へ行くには、船を利用します。

朝から夕方にかけて1日3〜4便、岩国港から高速船が運行しており、1時間ほどで到着することができます。

 

●島の医療はどうなっているの?

柱島には、診療所があります。ですが、小さな島ですので医師が常駐しているわけではなく、週に1度だけ医師が来て診療所を開けてくれるのです。他の島々よりは恵まれているとはいえ、病気や怪我は待ってくれません。仮に、医師がいないときに急患が出た場合は、船などを使って本土へ輸送することになります。

 

柱島の高齢化率は80%を超えています。最近は元気な高齢の方が多いとはいえ、長く生きていると少しずつ不具合も生じてくるもの。柱島だけの話ではありませんが、医療も含めた生活全般において不安が少ない生活を送っていけるような環境が必要ですよね。

 

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