離島・へき地医療に関わると約束したら医学部に入りやすくなるって本当?

医学部を目指すには志望理由はどうであれ、かなりの勉強量と学力が必要となってきます。そのため、医師になりたいという志を持ちながらも、途中で挫折してしまうこともあるでしょう。

 

そのため、あなたが将来的に自分の生まれ育った、もしくは出身校がある地域に根ざした医療を目指すのであれば、地域枠がある医学部を受験してみるのも手かもしれません。なぜなら、地域枠は一般の定員枠とは別に設定されており、受験者も地元出身者に限られるなど、通常の医学部よりも入りやすいことが多いからです。

 

●医学部に地域枠がある大学は、全国に70校ほど

近年みられるようになった医学部の地域枠は増えつつあり、今や全国に70校近くもあります。これは、地域医療に対する認識がさらに高まっているからだといえるでしょう。

 

受験資格もいろいろで、大学がある都道府県だけを対象としているところから、近隣の県における出身者を対象としているところなど様々ですが、卒業後には自治医科大学と同様に一定期間、指定された病院での勤務が課せられています。

●条件をクリアすることで学費も不要に

これらの医学部では地域枠があるだけでなく、自治医科大学のようにある一定の条件下で奨学金を貸与、そして条件をクリアすれば奨学金の返還義務がなくなるというところもあります。

 

例えば、岡山大学では県内または鳥取、広島や兵庫といった県の高校を卒業した者に対して地域枠があり、さらに、奨学金が在学中に貸与されます。奨学金は、医師になってから一定期間、指定の医療機関に勤務することで免除されることになります。

 

医学部は入るまでも大変ですが、入学後の学費もネックだということも多々有ります。そういった場合であっても、このような制度があれば心配のタネが減るのではないでしょうか。

 

●地域枠を選択するときに気をつけたいこと

地域医療を担う医師を育て、長く留まってもらうような地域枠という制度は、これからますます必要とされるでしょう。
しかし、手放しで称賛できない部分も抱えています。

 

大学や自治体側からすれば、義務年限が明けた後も定着してもらいたいものですが、必ずしも思惑通りにいくとは限りません。

 

また、医師側からしてみると、自身のビジョンやキャリアを描きにくい部分があるかもしれません。大きな基幹病院であれば症例も多くありますし、専門医取得などに結びつけることができるかもしれませんが、地方の小さな診療所などではそうはいきません。

総合医よりも、ある特定の分野におけるスペシャリストとなることを望むのであれば、あとから後悔してしまうかも。そういうことのないよう、大学の受験資格や卒後についての部分はしっかりと確認しておきたいところです。

 

<参考>

へき地ネット 医学部地域枠推薦

http://www.hekichi.net/index.php/chiiki/chiiki_c

 

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