音楽が人々を魅了する離島たち

暖かい時期になると、日本各地で音楽イベントが開催されるようになります。北は北海道から南は沖縄まで、まさに音楽は日本中の人たちを元気で前向きな気持ちにさせてくれるものですよね。そして、音楽は様々な気持ちを教えてくれますし、心を豊かにもしてくれます。

 

音楽には、そのような心理的なメリットもありますが、音楽祭を開催することは、人々を呼び込む原動力にもなります。人が集まれば活気が生まれますので、比較的住民の少ない島においても、音楽イベントの開催によって多くの観光客が訪れるようになります。

 

今回は、その一部をご紹介しようと思います。

 

●沖縄県の離島で開催される鳩間島音楽祭

沖縄県の西表島の北に位置する鳩間島は、とても小さな島です。

アクセスとしては、石垣島から船で40分強といったところでしょうか。人口は50人ほどの島なのですが、ここに1,000人を超える人々が集まる音楽イベントが開催されているのです。

 

今年で20回という節目を迎えた鳩間島音楽祭は、毎年5月に3日間の日程で行われています。始めた当初は小規模なものでしたが、今では、島の住民の数を大きく上回るものとなり、島の一大イベントとして成長しています。

 

音楽祭では、沖縄ならではといった音楽以外に、サンバなど幅広いジャンルの音楽が楽しめるので、どの世代であっても居心地が良い空間になっているのではないでしょうか。

 ●小豆島で行われている音楽フェス

オリーブで知られている小豆島でも、夏に音楽フェスが行われています。

その名も島フェスと題し、今年は、前夜祭も含めると3日間に渡って開催される予定です。

 

もちろん音楽も楽しめるのですが、みかんジュースやうどんなど、香川や愛媛ならではの素材を使った美味しいものも堪能することができるイベントになっています。瀬戸内海だからこそ味わえる食材を片手に、音楽を聞きながらゆったりと眺める景色は最高ですよね。

 

 

離島から人が減っていくということが叫ばれて久しいですが、離島自体に足を踏み入れたことがないという人も多いのではないでしょうか。

教育も医療もそうですが、人がいて経済がまわっていかなければ、それを維持することはできません。まずは、離島のことを知ってもらうということが大切であり、そこから始まっていくこともあると思っています。

 

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