離島医療について思うこと(1)~離島特有の問題点とは?

こんにちは!このたびこのコーナーを担当させて頂く南の島大好きMRのルージュです。
私は南の島の離島を約5年担当させていただいた経験があります。

今でもその離島が大好きなのですが、なんといっても海の綺麗さ、飛行機から見下ろすエメラルドグリーンの海に毎回癒され、仕事を頑張る元気をもらっていました。

先生やスタッフの方々もとても優しく接していただき、仕事がとても楽しく感じていた覚えがあります。

ただ、離島には離島特有と言っていいのかわかりませんが、様々な問題がありました。一緒に先生方と解決していきたかったのですが、私の力だけではどうすることも出来ないことの方が多かったのが事実です。

その中の1つに、県立病院の医師不足問題があります。応援医師がこられていますが、それも2~3年周期で変わっていくので、急性期医療を担う病院と開業医の先生との連携をとろうとしても、上手く連携出来そうになってきたところで病院の先生方が変わってしまうといった状況でした。

システムとして連携の仕組みを作っても、開業医の先生方がコロコロ変わる医者に自分の患者を安心して任せられないと思っていらっしゃり、病院を信用出来ないなど、クリアしなくてはいけない問題が数多くありました。

また、開業医の先生方の後継者問題、他府県から住み着いて開業される先生もいらっしゃいますが、それでも特定の専門医がいないなど医師が足りない状況でした。

離島の離島へ行く機会もあり、その際に先生とお話すると、「僕が赴任してから、MRが来たのはあなたが初めて。連携している県立病院の先生達は応援に来てくれるけど、そこの薬の最新の採用状況とかは全く知らない。そういう情報をやり取りもしていない。」

情報も自分から取りにいかないと入って来ないような状況でした。

それからは定期的に情報をお伝えするようにしていましたが、一度でもこういう情報を欲しがっている先生に会う経験をしてみないと離島医療へのお手伝いをするという意識が持てないのではないかと感じました。

ただ、離島の離島で働いた経験のある先生方とお話すると、そこで働いていたときが一番楽しかったとも仰っていました。

『大変だし、責任感も重大だけど、一番成長出来たし、何より自分の自信にも繋がる。』こういうお話をされる先生方とお仕事させていただくと、もっともっと先生方のお役に立ちたいとモチベーションアップにも繋がりました。

もし可能ならまた離島医療のお手伝いをしてみたいと思います。

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