そもそも『離島』って、どういう地域のことを言うの?

 

みなさんは、離島というと、どんなイメージを持ちますか?

『不便』『寂しい』『医者不足』『若者離れ』『高齢者が多い』『自然が豊か』『海に囲まれている』『夏ににぎわう観光地』

…私は、この離島医療ネットワークのお仕事に関わるまで、そんなイメージを持っていました。大体同じようなイメージをお持ちの方も多いのではないでしょうか。

で、実際調べてみると、イメージしていたものとは大きく違う部分もありました。

そもそも離島とはどういう地域のことを言うのか?というと、国土交通省は、『本州・北海道・九州・四国・沖縄本島の5島を「本土」、これら5島を除く6,847島を「離島」』としているのだそうです。

…日本に離島って、めちゃめちゃ多いんですね!!というか、離島だらけです。

つまり、広い意味では、淡路島や伊豆諸島なんかも、離島のひとつと数えられるわけです。そう考えると、離島ってすごく身近な存在だと思いませんか?

ちなみに、日本には『離島振興法』という、離島の後進性と基礎条件を改善し産業振興対策を行うための法律があります。この法律の対象地域は平成27年7月13日現在で78地域260島あるのですが、この中に淡路島は入っていません。

離島振興法の対象地域について詳しく知りたい方は、国土交通省のHPの『離島振興対策実施地域』に一覧が載せられていますのでご覧下さい。

離島振興(国土交通省HP)

離島を地図で見たい方は、こんなサイトも発見しましたのでご覧下さい。

離島マップ

『離島の医療』というと、都会に住む人達にとっては、「関係のない話」というイメージかもしれません。しかし、日本に数多く離島。旅行などでいつ誰がお世話になるか分かりません。親戚や兄妹、子どもや親が将来的に移住する可能性もあるかもしれません。

日本に住んでいるなら、離島、そして離島の医療に関しての知識は、深めておいたほうが良さそうです。

 

(ライター・黄本恵子)

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