琉球大学医学部にある離島・北部枠という制度をご紹介

沖縄県といえば離島が多いことで有名ですよね。本州に比べると暖かい気候だということもあり、観光地としても人気が高い地域です。

旅行している間であれば、医療のお世話になることは少ないかもしれません。しかし、住んでいる人たちにとっては一定レベルの医療が受けられるかどうかということは、とても大切な問題です。

特に、沖縄県は離島だけではなく、本島の北部についても医療環境が整っているとは言い難いのが実情です。そのよう現状を少しでも改善させるため、様々な取り組みがなされています。以前、こちらのサイトでご紹介した医学部の地域枠も同様です。そして、もちろん沖縄にある琉球大学医学部にも同じような制度が存在しています。

 

琉球大学医学部、平成29年の募集要項によると、地域枠が14名に加えて、離島・北部枠3名が設定されています。定員に対して応募者数は倍以上と人気が高いのですが、出願する際には条件が必要です。

県内の高校を卒業した、または卒業見込みの学生が対象であることに加え、とても大切なのが沖縄県の医療に貢献したいという強い気持ちです。なぜなら、在学中は奨学金を受けることができるのですが、それは卒後に9年間、沖縄県内にある指定の病院に勤務することが前提条件となっているからです。

 

とはいえ、地域枠を利用しないで卒業した時と同じように、レベルの高い研修を受けることはできますし、専門性の高い知識や技術も学ぶことができるようサポート体制も整っています。

 

せっかく生まれ育った街なのだから、医者になった時には少しでも沖縄の医療に貢献したい、という思いを抱えている方であれば、選択肢の一つとして考えてもいい制度になるのではないでしょうか。

 

モバイルバージョンを終了