離島と企業の架け橋に!“しまっちんぐ”の可能性

「島を活性化させたい!」という思いとは裏腹に、実際にどのようなことができるのだろうか?と悩むケースは少なくありません。

また、優れた特産品を持ちながらも、それを上手く活用できていなかったり、販路がみつからないなど困っているということもあるでしょう。

ちょうど1年ほど前、離島と企業をつなぐキッカケとなるような取り組みがスタートしました。その名も「しまっちんぐ」です。

しまっちんぐは、国土交通省が昨年始めたもので、まさに、離島と企業を結びつける機会を作ろうというものです。
現在、しまっちんぐに名乗りをあげた離島地域は12あり、それぞれの島に足を運び、一緒に島の思いを築き上げていこうとするコーディネーターも7名ほど存在しています。

昨年の秋には、都内にて12の離島地域と40社を超える企業が一堂に会し、交流や商談が行われました。加えて、島側からは、特産品や島へ誘致したいこと等の提案、そして、企業側からは離島と一緒に取り組みたいことや寄せる期待等のプレゼンテーションも開催されました。

今はインターネットが普及して、情報を集めることは以前より容易になりました。しかし、生の情報というのはそこに行かなければわからないこともたくさんありますし、何より大きな事を始めようとするときには、面と向かって話をするということも大切な部分ではないでしょうか。

これをきっかけとして、離島だけでは出会うことができなかった企業との協業が実現する可能性があります。また、企業側からしても、今まで知りえなかった離島の魅力を感じることができるかもしれません。

この取り組みはまだ始まったばかりですが、ここから多くのプロジェクトが動き出すことを期待しています!

<参考>
国土交通省 離島振興「しまっちんぐ」
http://www.mlit.go.jp/kokudoseisaku/chirit/shimatching.html

しまっちんぐ
https://shimatching.mlit.go.jp/index.html

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