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獲れたてのあわびが堪能できる北海道の奥尻島

今回は、北海道の南西に位置する奥尻島をご紹介します。
面積は142km2あり、北に浮かぶ礼文島よりも大きい奥尻島には海の幸がいっぱいです。時期になればウニやアワビを堪能することができますし、新鮮なイカやホッケも味わうことができます。

そんな魅力たっぷりの奥尻町は、遡ること24年前の1993年に大きな地震に遭遇していることをご存知でしょうか。

●奥尻島を襲った北海道南西沖地震

1993年7月12日、夜も深まり出した22時17分にその地震は発生しました。
マグニチュード7.8という大きな地震は揺れただけではおさまらず、わずか数分後には津波に襲われることになります。
周りを海に囲まれている奥尻町は震源域ということもあり、四方八方から数回にわたって津波が押し寄せ、およそ200名もの人々の命を奪っていきました。

甚大な被害を受けた奥尻島はその後、行政主導のもとで復興への道を歩み始めます。そして、5年後には完全復興宣言をし、今では自然溢れる場所として、人気の観光スポットにもなっています。

●奥尻島へのアクセス

奥尻島には空港があるので、函館空港から飛行機で行くことができます。
もちろん、フェリーもせたな町と江差町から出航しており、車を積み込むこともできます。

●美味しい楽しい奥尻島

豊かな漁場を持つ奥尻島では、春から秋にかけてあわび狩りをすることができます。獲れたてのあわびをたべる機会はとても貴重なので、ぜひとも体験してみたいですね。

また、爽やかな北海道らしく、夏場にはマリンスポーツやキャンプも楽しむことができます。

●奥尻島の医療

奥尻島には入院設備をもつ奥尻島国民健康保険病院があるほか、診療所と歯科医院があります。一刻を争うような場合は道内へ搬送することになりますが、そうでなければ島内で診察や治療を受けることができます。

とはいえ、過疎化や高齢化が進む中での医師や医療資源の不足、は他のへき地や離島と同じです。医療や介護などは、奥尻島がこれからも長期的に取り組んでいかなければならない課題のひとつだと言えるでしょう。

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