へき地医療

広い北海道の医療を救うのは遠隔医療!?

北海道といえば、言わずと知れた北の大地。その面積は83,400km2を超えています。
一方、人口を市町村別に見てみると、政令指定都市の札幌市が190万人、旭川市が34万人、函館市が26万人ですが、地方の都市になってくると人口減少に歯止めがかからないというところも数多く存在しています。

交通網もJR北海道による列車が運行されていますが、利用者が少ないために廃線になる路線もあり、生活の足として車は必需品です。
しかしながら、秋の終わりから春先まで雪深い地域もあり、車があるからといってすぐに受診できる病院まで行くことができるかといえば、そうとも限りません。

こういった土地でこそ遠隔医療が必要であり、重宝されるのではないでしょうか。

実は、旭川医科大学病院は国内で初めて遠隔医療センターを設立しているのですが、ご存知でしたでしょうか。今では、道内外の50の施設が参加し、幅広い診療科で遠隔医療が用いられています。

例えば、眼科における遠隔医療の取り組みを紹介すると、地方での難しい症例などに対し、光回線によってつながれたシステムで映像を介しながら診断を行っています。また、旭川医大と他病院の医師同士の交流や相談の場としても活用されています。

さらに、早い段階の社会復帰を目指して自宅療養する患者さんのフォローアップできるシステムも構築され、専用の端末も開発されています。一旦、病院を離れてしまうと、気になることや自覚症状があったとしても通院の煩わしさから受診を敬遠しがちですが、このシステムを活用することで医師に相談しやすい環境が整えることができます。

遠隔医療は診断や治療だけではなく、医師としての経験を積み始めた研修医向けの勉強会や地方の病院で実施されている手術のサポートなど、その活用範囲は広がってきています。

そして、旭川医科大学では、長年に渡って培った遠隔医療についての技術や知識を国内だけではなく海外にも提供し、国際的なネットワーク構築やカンファレンスなどにも用いられているそうです。

秋には北海道が、遠隔医療を離島に住む在宅患者さんに広げようという取り組み支援も発表しおり、北の大地での遠隔医療の発展が期待されます。

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