へき地医療

地域医療の発展を見据えた岡山大学と新見市の新たな取り組みとは?

日本全体の人口が減少の一途を辿っている現在、どの都道府県においてもへき地や離島における医療従事者の不足に悩まされています。
中国地方に位置する岡山県でも例外ではなく、県をあげてへき地医療支援体制を整え、各地域への巡回診療や代診医派遣、遠隔診療の推進、へき地医療従事者向けの研修を充実させるなど医師不足を解消するべく策を練っているところです。

岡山県の中でも、鳥取県や広島県境に近い新見市は特に過疎化が叫ばれている地域であり、少子高齢化が急速進んでいます。

新見市について
新見市は岡山県の北西部に位置し、満奇洞(まきどう)や井倉洞といった鍾乳洞や温泉などの観光スポットがあります。また、黒毛和種で希少価値の高い千屋牛やピオーネ、チョウザメの養殖がされていることからキャビアも名産品として知られています。

新見市の人口は、約20年前と比べると1万人近く減少していることもあり、この数字だけ見ても急速な過疎化が推察されます。

今年度は婚活事業や子育て支援事業、看護学生に対する奨学支援金給付事業などが計画されており、看護師育成やドクターのネットワーク構築にも力を入れています。また、高規格救急自動車の購入も、ふるさとにいみ応援基金を活用して計画されています。

さらに、地域経済を活性化させるため、外国人観光客を対象とした観光支援事業や創業支援、農業の後継者や千屋牛増頭のための支援事業などに対しても大きな予算を組んで積極的に推進しています。

医師不足解消のために
今年の3月に新見市は、岡山大学と寄付講座“岡山県北西部(新見)総合診療医学講座”に関わる協定を締結しました。対象年度は、平成30年度から35年度までの5年間に渡ります。

過疎化だけではなく、慢性的な医師不足に悩んでいる新見市は、今年度2,200万円の予算を組み、地域で活躍する若手医師の育成に積極的な取り組みをしている岡山県大学から医師を招き、この問題に対して新たな解決策を模索します。

この寄付講座は5年間限定で開かれる予定ですが、この期間で少しでも新見市が抱える医療問題について検討され、様々な取り組みが加速化することが期待されます。

岡山大学 
新見市と寄付講座の設置に関する協定を締結
https://www.okayama-u.ac.jp/tp/news/news_id7442.html

寄付講座一覧
https://www.okayama-u.ac.jp/tp/cooperation/kifukouza-ichiran.html

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