家にいながらにして新しい知識や気付きを与えてくれる本、あなたはどのくらい読んでいるでしょうか?
こればかりは個人差があり、本の虫ともいうような生活を送っている人もいれば、活字は苦手で全く本を読まないという人もいることでしょう。どちらのほうがいいというわけではありませんが、本は家にいながらにして色々な場所へ連れて行ってくれますし、人とのつながりも生んでくれます。読書好きは決して悪いことではないですよね。
また、小さな頃から読書の習慣つけることも親御さんとしては理想とするところでしょう。一度ついた習慣は大人になってもなかなか抜けることはありませんので、一生を通じて本と隣り合わせの生活を送ることができるかもしれません。そしてなにより、本が読めるという環境を整えることはとても大切なことですよね。
では、離島やへき地に目を向けてみるとどうでしょうか。
都市部であっても、財政事情などから本の購入に制限がかかっているほどです。離島やへき地にあっては、残念ながら、本の充実どころか図書館すらないところが大多数となっています。町に本屋があるわけでもないので、本を購入するためにはインターネットや、本土へ行った時に立ち寄ってみるといった感じでしょうか。
ここで、非常に興味深い図書館の取り組みをご紹介します。
スポットを当てるのは岡山県笠岡市立図書館です。笠岡市は岡山県の南側に位置し、南北に長い市です。また、北木島や白石島、高島といった離島もいくつか含んでいます。
これらの島々に図書館は存在していませんが、なんと月に一回、船で島へ本を届けているのです。司書の方が島の公民館や小学校へ運ぶ本を選び、それを市艇しらさぎが運んでいるのです。
また、陸続きの市内においても、月初や月末に移動図書館かぶとがに号が巡回しています。
図書館が遠いから本が借りられないで終わるのではなく、少しでも本に触れてもらいたいという気持ちで働きかけられているところが素晴らしいですよね。
どこの離島でも実施できるというわけではありませんが、似たような取り組みをするところが増えてくれると嬉しいですし、そこで様々な知識を学んで、医療をはじめとした離島に貢献したいという志をもった方が増えて欲しいところです。
笠岡市立図書館
http://www.lib.city.kasaoka.okayama.jp/tosho/index.asp
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