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粟島のテレビ電話を使った遠隔医療への取り組み

へき地や離島など、医師が常駐していない地域は意外と多いものです。理想としては、やはり、医師をはじめとした医療スタッフがいつも島にいて欲しいものですが、様々な理由により難しいこともあります。
 
今回は、そのような事態を解消するために、テレビ電話による遠隔診療を大いに取り入れている地域をご紹介しようと思います。
 

●日本海に浮かぶ粟島

粟島は、島の全てが新潟県岩船群栗島浦村に属していて、ちょうど新潟市の北側に位置しています。

島内では釣りやキャンプ、スキューバダイビングなどを体験することができますし、宿泊施設も充実しているので温泉に入りながらゆっくりと島の時間を楽しむこともできます。
 

島内外の移動手段

島へは、新潟県村上市にある岩船港から高速双胴船 awalineきらら又はフェリーあわしまで行くことができます。所要時間は約1時間半であり、夏場の観光シーズンには1日5往復ほど運航していますが、冬場は1日2往復程度です。
 
粟島の周囲は23kmあり、人口は370人ほどいます。他の離島と同様、高齢化が進んでいるため、島内の移動が難しい方も多いという現状がありました。

そのため、住民や夏場に多く訪れる観光客が利用できるコミュニティバスを導入しています。
 
また、船で本土へ渡った後の交通手段も確保するために、岩船港と村上駅や病院などをつなぐ乗合タクシーの利用促進も試みています。乗り合いなので、18名まで対応することができ、自治体からの拠出金によって料金も低価格に抑えられています。
 


●無医村を解消する手段

一方、1960年代に入ってから、粟島浦村には医師がいない、いわゆる無医村地区でした。定期的に、医師に島へ来てもらい診療を行うといった取り組みをしてきましたが、現在、活用されているのがテレビ電話を使った遠隔診療です。
 
本土にある村上総合病院と粟島をテレビ電話でつなぎ、医師からの診察を週2日ほど受けることができます。また、医師の指示があれば、簡単なものにはなりますが、同病院から派遣されている看護師による手当ても可能です。
 
急病や重大な疾患の場合は、やはり本土へ渡って診察や治療を受けなければいけませんが、それでも医師や看護師とコミュニケーションを取りやすくなったことは身体だけでなく、精神的な安心も得られているのではないでしょうか。

国の後押しを受けて始まった事業ですが、島にいる住民たちの大切な心のよりどころとなれば素晴らしいですね。

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