東京は人口が多く、都会のイメージが強いのですが、実は東京にも離島が数多くあります。比較的本土から近い大島や新島といった島から、青ヶ島や本土から900キロ以上離れている父島や母島などがあります。
そして、人口がある程度、多い離島には幾つかの診療所が存在しています。
東京の離島に限らず他の地域でもそうなのですが、診療所で働く医師は期間限定であったり、入れ替わりも頻繁にあります。そのため、新しく来た医師は仕事の他に島の生活に慣れることや、患者さんのことなどたくさんのことを把握するところから始まります。馴染むまでには時間がかかりますが、そこを支えてくれるのは看護師などの医療技術職や事務の方々です。
特に、看護師は長く島で勤務している人も比較的多く、島民と医師の関係構築にも多大な貢献をしてくれます。
そのような重要な役割を果たしてくれる看護師は、やはり島の診療所では欠かせない存在です。
そのため、東京都では離島で働きたいけれども、不安や心配を抱えている看護師向けに、実際の島や診療所の様子を見て体験することができる機会を提供しています。
小さい頃から島で育ったことがある場合は別として、本土から離島へ行くとなるとやはり、観光が一番多いですよね。しかし、観光で訪れるイメージと、実際に住んでみた感触というのは乖離があるものです。楽しくのんびりした印象だったけれども、住んでみると色々と大変なことが多かったということもよく耳にします。
せっかく今働いている職場を退職し、心機一転、離島でやっていこうと思って移住したのはいいけれど、馴染めないまま本土に戻ってきてしまうのでは、本人も受け入れようとしていた島民や診療所のスタッフも大変です。
そのようなことがないよう、一度、生の声や暮らしぶりを見ておくことはとても素晴らしい取り組みではないでしょうか。
東京都福祉保健局
離島の医療機関を見学しませんか?
http://www.fukushihoken.metro.tokyo.jp/iryo/iryo_hoken/ritousankan/tosho_chiiki_kengaku.html
この記事へのコメントはありません。